話題作勢揃いだった、ボクたちのドラマシリーズ

物議をかもした話題作が多数放送されていた

幕末高校生は90年代中盤に放送されていたドラマだ。そのため内容も現在では考えられないような過激かつ暴力的なシーンが連続して発生するのも、特徴的だ。筆者個人が一番その当時のドラマで覚えているのは『家なき子』くらいだが、この作品も今考えればタイトルからして凄い。しかも内容もドロドロだが、ゴールデンタイムという夜もまだ子供が起きている時間に堂々と放送されていたのが凄い。昼ドラ並みの展開と主人公の不幸さ、現実問題とすれば有りえるのかもしれませんが、やりすぎシーンが連続するので問題も多かった。中でも主演の安達祐実さんに至っては有名になりすぎるあまり、爆発物を郵送で送られて彼女ではない、別人が負傷するという事件まで起こったほどだ。

当時はまだインターネットが無かった時代、メディアの情報という意味でテレビが強固な情報源だったこともあって、色々な人が日常の諸動作のようにテレビを息をするように視聴していた時代でもあります。そんな中で幕末高校生なる物凄い世界観を採用した作品が放送されていた。ただこちらの作品は全5話と非常に短めになっている、短編で制作されているのも特徴でしょう。どうしてこんなに短いかというと、このドラマが放送されていた時間で制作されていた番組のコンセプトにも関係していた。

放送されていたのは当時木曜20時の枠で話題作を多く発表し続けた『ボクたちのドラマシリーズ』の中で作られたのが、この幕末高校生だったのです。

ドラマたのしいよドラマ

元々は

ボクたちのドラマシリーズが放送されたのは1992年10月期からスタートしている。ちょうどこの頃、人気を博していた『世にも奇妙な物語』が放送終了した時期でもあった。この作品はオムニバス形式で放送され、短編ながら濃密な世界観に満ちた多くの作品が誕生したことを覚えている人もいるでしょう。惜しまれながら終了したものの、その続編となる『ifもしも』という番組がスタートするはずだったのです。世界観を継承するので、いわば続編的な扱いになるはずでしたが制作準備が間に合わなかったために放送時期が1年ほどズレこんでしまうのだった。その穴を埋めるため、同様にオムニバス形式のドラマを放送する試みが行われ、視聴者層もそれまでの20代をターゲットにしたものではなく、10代の少年少女たちのリアルなドラマが多く放送されました。

幕末高校生はその1つですが、10代の少年少女が見て面白いかどうかは疑問なところ。ただ一部作品が圧倒的な人気となって現在でも、映像化されていないことを惜しまれている作品もある位だ。幕末高校生もそうだが、何気にこのドラマを見て育ったという人も多いと耳にする。

全5話で観やすかった、という点もありますが、それ以上に出演する役者の配役がメイン視聴者層となる少年少女たちが興味を示せるような配役になっていた。

若手売出し中の女性タレントを中心に

このドラマシリーズは後に高い人気を呼ぶことになる、それというのも出演していた女優さんが当時売り出しをしている若手ばかりを起用していたのも関係していた。このドラマシリーズに出演し、その後の活躍はスーパーアイドルとまで評されるほどの知名度を手に入れた人もいるほど。

どんな方が出演していたのかというと、このような女性タレントだ。

  • 観月ありさ
  • 一色紗英
  • 内田有紀
  • 高橋由美子
  • 松雪泰子
  • 戸田菜穂

見て分かるように、大半の人が今でも一線で活躍している方々ばかりだ。この中で特に最大のヒットとなったのが内田有紀さんだと言われている。後ほどそのことにも触れますが、このボクたちのドラマシリーズではこうしたピックアップされた、今後確実に売れるだろうとされた女性タレントが出演していたこともあり、思春期の男子にはたまらなかっただろう。

また男性でも武田真治さんを始め、今では女性たちが憧れている、この人になら抱かれてもいいとまで言われた西島秀俊さんも出演していたほど。そしてなんだかんだで名作揃いなのも有名な話だ。

実写化が許せない方へ

映像化への期待感

時に社会現象まで引き起こしたとされるドラマも生まれたこともあるこのドラマシリーズ。残念ながら現在まで放送されたドラマの大半がビデオとしては発売されたものの、DVDへの変遷は行われていない。今ではビデオデッキを入手するのも一苦労のため、見たいという人はデッキそのものをこしらえるところから始めなくてはならない。ただ言わずもがなだが、画質はとても荒く、見れたものではない。地上デジタル放送に慣れきってしまった今では、ブラウン管テレビのアナログ放送の汚さに絶句してしまう。

それでもなんとか再度ソフト化して欲しいという要望も多いことを考えると、名作or迷作が多かったから見て懐かしく感じたい、とも思っているようだ。ただ女優さんなどからすれば黒歴史すぎるからやめてくれ、なんて事務所そのものがNGを出している可能性もあり得る。それでも見たいという人は色々手段を講じる必要がありそうだ。